漁師だぜ、とりあえず今日も

 
でっかい鰤のアラと
ぶあつい銀杏切り大根の入った
湯気のたつ味噌汁を啜って
海苔と胡麻塩の握り飯を食う
 
 あー、うめぇなあ

海鳴りの音を風がさらう
子どもたちはまだ眠っていて
浜辺はこんなにも寒いけど
今から沖へ出るんだ

 ぶぉん、ぼんぼんぼん

ディーゼルの煙が星空を焦がして
操舵室の屋根に航海灯がともる
どの船も忙しく揺れている
どの船もこれから喧嘩に行くみたいだ

こんな朝の始まりが、きっと一生つづく
辛いんだか幸せなんだか判らねえ
でも、嫁が作った
さっきの朝飯は美味かった

無事に帰ったら
今夜もいつもの焼酎片手に笑うぞ
キツイの忘れて、じゃんじゃん呑んで
五臓六腑に染みるんだろうなあ

Mein Sohn, was birgst du so bang dein Gesicht?

錆びたトタンの切れ端を腹に巻いた彼には、まだ、顔がなかった。二十もすぎて今更もう顔なんて要らないよォ、という。が、顔がないので当然、話すのにも口がない。にもかかわらず、「家に住むのに屋根がナインだよ」とでも言いたいそぶりで小指を一本失った右手を左手と揃えてパーをニギニギしてみせる。きっと自分の頭のなかが、世界中の誰もと同じだという類の酷く大きな勘違いをしているのだ。「トタンの切れ端が、アンタのいう『屋根がナイン』そのものだったのに」と、きっぱりとボクは本当のことを言ってやりたいのだが、彼はよく澄んだ秋空を両腕で大きく仰いで※【魔王】の「♪かわいいぼうや ぼくのところへおいで 一緒に遊ぼうよ 楽しいよ!」のくだりをテレパシーで歌いはじめた。やがて哀しみの時間が一枚、そして一枚、硬い鱗を剥がすように相対論理言語の深い闇の淵へと落ちてゆく。「それでジジイと孫との近親相姦のホモってどうなの? ランボーヴェルレーヌみたく、最後にはどうしよーもない刃傷沙汰の修羅場が待っていてさ」――あーん、バキューン! 「さきっちょ、ぺろぺろ」ということで、何? ボクの発言は恐ろしく真面目でユーモアなんて1ミリグラムも含まれちゃいない。また、作品に向かう姿勢を明確に定義している以上、参加者にもユーモアなど一切認めない。例えば、あのとき鳴海清も若かったが、むろん組織的には制裁を止めることなど出来なかった。二十歳の峠を越えたら十分「大人」である。それにたぶん、ここからは別の話になるのだが、軍部の連中の大半はといえば、志は高いのだが、いささか感情年齢が低すぎて困るのである。――あっ。 削除だ! 削除! 旧帝国陸軍の悪口は言ってはいけなかった。戦後の【あいつら】なんか錆びたトタンの切れ端を腹に巻くどころか商業用原発50基を地震の巣の真ちかくに建てて「ぜったい安全です」なんて言っているそばから数基が重大な事故を起こし、放射能ダダ漏れなのに平気で毎朝牛乳飲んでいるし、そりゃあもう諸外国からみたら核爆弾を腹に巻いて「やれるもんなら。やってみろ」って感じで世界最終戦争へたった一人参加する可笑しなチンピラに他ならないわけだよな。だから結局、全世界に散らされた忍者だとか摂家とか徳川家へ行きついちゃうんだけど、「もしかしたら北朝鮮は旧日本軍の残置謀者の作った国かもしれなし」超ウラン核種を含む放射性廃棄物の消滅処理が可能になれば、【あいつら】は自分たちの未来の崇高な役割を知って少しばかり興奮するだろう。こうして、誰もが信じたものが奇怪な真実となって歴史は捏造され、赤字だらけの特殊法人等の隠れ家を知らない錆びたトタンの切れ端を腹に巻いた彼には、まだ、顔がなかった。

※【魔王】
曲:Franz Peter Schubert 【Erlkönig】 Op1 D.328
詞:Johann Wolfgang von Goethe 1749-1832


Schubert - Der Erlkönig [魔王] (complete version.) - YouTube

暁のエクスタシー

細身の女は、
恐ろしく小さな核ミサイルを抱いて
なぜだか不思議と人通りの少ない
一匹の異様に痩せた野良猫の、か細い瞳で睨んだ薄汚い裏通りに
幾年月も在り続けたベンチさえ置かれていない露天のバス停に佇み、
小雨の降りしきる一日を
当て所ないジプシーのように立ち尽くして
血管の浮き出た白く透明なかぼそい首に、
「私は、捨てられた人形です」
 と、
赤いマジックインキで書かれたベニヤの板切れを下げていた。

通りすがり、そして女なら誰でも良く
昼日中からE、F、G、の次がしたくなった私は拳大のペニスを硬直させ‥‥
目敏く、真っ赤なラム革のミニスカートを穿いた細身の彼女を発見するや、
行き過ぎたレクサスをわざわざバックさせて
おもむろにバス停の真横に車をぴったり停めた。

速やかに電動スイッチを押して助手席側の窓を開け、

それでも幾分、はにかんで
赤らんだ、拳大のペニスみたいな顔を覗かせて
――乗らない? 送るけど‥‥
そう云った。

「この子‥‥名前は『永遠』です。いつも温めていないと、いけないから」

そこで私は、車から降りて助手席側へ回るとおもむろにドアを開いた
「君は、捨てられた人形だろ? だからボクが拾ってあげるよ。さあ、乗って‥‥」
「あのォ、この子は、半分、日本製だよ」
得体のしれない彼女の話など、ただただGの次がしたいだけの私には上の空だ

そうして、ホテルのウォーターベッドにミサイルを挟んで二人は仰向けに並んだ、

「この子を、立派に♂発射させてあげたいの」
アチラ訛りのある細身の女は、
白く滑らかなミサイルの胴体を摩りながら言った
「ああ。それはヒジョーに難しい相談だぜ、ベイビー」
「お願い、そのためなら、私。なん度でも貴男を喜ばせることできるアル」
「‥‥」

夕暮れにラブ・ホテルを出ると、鬱陶しい雨はもう止んでいた。
レクサスは高速道に入り、やがてナビの案内で海へと向かった

「子供のころ‥‥砂浜で、夏の夜に花火大会をしたのを思い出すナ」
「私は、黄昏のビーチで『北の家族』とバーベキューをしたこと、ある」

濃い潮風が、夜の渚に佇む二人の髪を揺らしている
傍らに、茶褐色のハングル文字で
恥しげもなく『偉大なる永遠』と記された
醜い大人の玩具のような核ミサイルを砂浜に転がして
二人は、幾度も口づけを重ねた

「核実験と、マスターベーションってよく似てるよな」

「男の人のことは、知らないけど。でも、そういうものなのかしら」
「しないと、さ。もう、本当にダメっていうか‥‥」
「ガマンできないんでしょ」
「うん。できない」

「もうじき、迎えがくるわ」
「迎えって誰が。君をかい?」
「いいえ。私じゃなく、この子を‥‥眩しい朝が、この子を迎えに来るの」
「でも君は、こいつを、早く発射させてあげたいんだろ」
「ええ。ゼッタイ、そうだと思います」
「じゃあ、早くしないと。スイッチはどこに?」
「スイッチは、、ここ」――彼女は、服の上から両の乳房を触った。
「あーん。どうやって?」
「まず右の乳頭を3秒長押して、次に左のを5秒間押すとカウントが始まるだよ」
「発射までの時間は?」
「約15秒」

「わかった。じゃあ、始めよう」

「発射台のかわりに‥‥」
転がった円筒を彼女は抱き起すと、
「噴射時の衝撃からミサイルの体を支えるための垂直な穴を掘る、出来るかしら」
いくぶん強い口調でそう言った。
「それなりに‥‥随分と、手間がかかるんだナ」
長袖シャツの両腕を捲って、しぶしぶと私は従った

用意が整うと、彼女は、ブラウスを脱いでブラジャーを外した
ちょうどその時。灯台の明かりが届いて、痩せた彼女の胸を赤裸々に照らした

「ちがう、ある。そっちは左。あなたからの右じゃなくて」

「あ。そうか」
「じゃあ、押してみてほしい‥‥15秒だと、一体どのくらい逃げれる‥‥ですか?」
「男子100メートルで世界記録は10秒を0.2秒切るくらいだろ」
「とにかく起動したら、すぐに走る。よろしいか? あなた、はじめる、どうぞ、ゴー!」
素晴らしく長い脚の彼女に促されて従うと、
「起動・しました」
小さなミサイルは、日本語で音声報告をした

「逃げよう!」

「発射まで・あと15秒です‥‥」
私は立ち上がり、次の瞬間。――裸の胸のままの彼女の手を引いていた
「ブラジャーを忘れちゃったわ」
「そんな。取りに行く暇なんかないぞ、走れ!」

「発射まで・あと・10秒・です‥‥」

「ええと、もしミサイルが飛ばなかった場合は‥‥」
走りながら、とつぜん緊急な疑問が生じ、私は叫ぶように彼女に訊いた
「いますぐ、ここで爆発するだけ」
「ちッ、マジかよ!」

「9・8・7‥‥」

「もう、だいぶ走ったんじゃないかな」
ふり向くと、そこで私は彼女の手を放した。

「3・2・1‥‥0」

真っ暗な砂浜には、波の音しか聞こえない

「あれ? 飛ばねえぞ‥‥」
と言う、私を、見事に裏切るかのように、
忽ち、ミサイルはシューンンンンンという高熱ガスの噴射音と、
凄まじい化学反応が生んだ色鮮やかなオレンジの光と白煙とともに
星々の煌めく夜空へと
火炎の軌跡を残して 消えた

「終わったわ。これですべて」

「で、あれはどこまで飛んで行くの?」
「‥‥」
彼女は僕の質問に答えなかったが、
ややあって、デミタスカップに収まる程度の溜息を吐いた後、
「行きたいところは、もちろん今から美しい『永遠』のはじまるところよ」
そう言って、外されたブラウスのボタンを不安げに弄りはじめる
「ふーん。じゃあ、とにかく街まで帰ろう」
「いいえ。まずブラジャーを取りに行かないと‥‥」

細身の女は、果てのない海のどこかを見つめると、
ふたたび愛のない捨てられた人形の顔をした

「あ、ミサイルの飛行距離って?」
ふたたび海辺へと向かう彼女を足早に追いかけて私は訊いた
「たいして飛ばないと思う。だから、はやくブラジャーをつけないと」
「え?」

とつぜん、薄闇の空が真昼のように明るくなった
何かが生まれたことを告げる雷にも似た声が、そのすぐ後に全天に轟くと
世界中の「捨てられた人形」たちが、
たった今、輝かしい胸に蒼褪めた色のブラジャーをつけて
両腕を通したブラウスを堂々と大きく開き、

「主よ、来りませ」

と、それぞれの言葉でしっかり呟くと
私と、肉眼で見えているこの古びた不確かな場所とを道連れに、
やがて始まろうとする深刻で悲惨な朝を迎えることなく
すべてを、一瞬で消滅させた




歴史の外側

スムーズに話そう、あいにくと私の前にいる逃げ出した夜は詩人で難聴気味だった
たとえば、私の友人であるアナトール・フランスの書いたやつを読んで【隠された表】と【真実である裏】を交互に推測し、幾度でも検証を重ねて古代ローマユダヤから彼らの救い主を実に巧妙な手口で奪ってしまった話とかを‥‥
――判るまい。だからあえて改行する、
ついでに【行】も空ける

そもそも殆どの時代において神とは王であり、人民を直接支配していた
これに関連したことを話そうと思うのだが、ミハイル・ブルガーコフは知っているか? 
まあ、知らないとなると話がまわりくどくなるが、これは私のせいではない
ウルの神殿と神殿娼婦である巫女の話をショートカットしてもかなり憂鬱な羊羹じゃない予感が私の脳裏をかすめたところでお前にはむろん関係のないことだからイイ気なもんだ
どうして黙って話を聞く側がお気楽で一生懸命に話す側がこんなにも気を配らなければならないのだ
私は命を削ってまで話すべき義務など持ち合わせていない、お前なんかに話したって一円にだってならない
あー、だんだんと腹が立ってきた
だから改行する、
ついでに【行】も空ける

面倒くさいので端折って話すが、私は悪魔のことを話そうとしているのだ
つまり征服された過去の時代の「王」であり「神」である「器」じゃなく「中身」としての‥‥
ミハイル・ブルガーコフは知らなくてもローリングストーンズは知っているだろう
たぶん例のあの歌なら聞いたことがあるはずだ、ようするに人類史と悪魔との関係なのだが
ミハイル・ブルガーコフの書いた小説が種本だから読めというよりもエゼキエル書の記述から暗い行間を照らしつつ真実を探り当てた方が最善かもしれない
が、アホのお前にはけして判るまい。だからあえて改行する、
ついでに【行】も空ける

しかし聖書の記述には、人類を【外側】から覗いている目線が確かにある
エゼキエル書に描かれたツロの王とは、例のあの歌同様に人類史の一場面の登場人物である
悪魔が一時のあいだツロの王であったとしても歴史を覗く者からみれば人の世の栄光などほんの一瞬だ
それぞれの時代の最重要人物に憑依しつづける悪魔自身がそのことを十分承知している
時空をジャンプしながら、戦いつづける兵士や泣き叫ぶ子供たちを見る【外側】の眼差しに同情などなかった
かつてインドネシアで行われた愚行に等しく、乳飲み子を殺して尚その母親をレイプしても心に痛みなど覚えない
アメリカや欧州が核で殆ど消失しても平気だし、アホのお前らが何億匹野垂れ死んだってゼンゼン平気だ
むしろ例のあの歌みたくサンバのリズムで囃し立てて笑いながら「チョーいいね」と言ってやるぜ
俺は、人間じゃない。じゃあ何なんだよ、名前を言ってみろ、そいでもって泣いて【外側】の神さまに祈れよ
ずっとずっと昔から、聖書にはこの世の終わりが来るってちゃんと書いてあるだろが! 
信じても信じなくてもいい、そんなこととは関係なくお前たちは互いに殺しあって地獄へと堕ちてゆくのだ
ザマーミロ、だからあえて改行する、
ついでに【行】も空ける

さて歴史の外側には何があると思う? そこに愛があるとおもうかい? お嬢ちゃん
じつをいうと【外側】は、けして一つの世界ではなかった。歴史の外側にはまだ無限の可能性があったのだ
信じても信じなくてもいい、そこには小さなテーブルと椅子がある
テーブルの上には恐ろしく粗末な食事と人類史上稀に見る暖かな言葉が置かれていた
アホのお前は食事の後、テーブルからその言葉を大切そうに選んで両手で掬うと、さっそく声に出して言ってしまった
悪魔はその言葉を聞くと胸を掻き毟って苦しみ、「チョーいいね!」と叫んで生臭い煙とともにポンと消えた

さよなら。すべての呪いと屈辱と挫折、恐れと不安にみちた夜の数々。たった今から新しい朝がはじまる



The Rolling Stones - Sympathy for The Devil | Rock and Roll Circus - YouTube



妄想の海の日本人

そーぞーりょくは、夢の力だ。そーぞーすることは、アートである。

さて、ある筋のじょーほーでは、忍者はすでに平安時代(あるいはそれ以前)から全世界に諜報ネットワークを張りめぐらせていたという。そのなかには当然「くノ一(くのいち)=女忍者」もいて一見控えめでその実凄まじい百手の寝技で諸国の有力者たちから「人類の秘密」に関するデータを収集した。

「人類の秘密」。それは、神の秘密でもあった。

つまり聖書VS自然崇拝の核心部の歴史上まったく公にされていない真実について。

そして次々と浮かび上がる、反聖書的史実の多くが封印され、闇に葬られてきたという事実の数々。

はたして神とは、我々人類の大いなる幻影にすぎないのか? 

ギザのピラミッド。ストーンヘンジ。全地に散らされた忍者たちが見たものは、けして虚無と偽りではなかった。

人類史の中核は、国家を持たない「海の民=カナーン人=ドルイド」と各地文明との激しい紛争をも含めた交流である。じつをいえば日本は、「海の民」と「土着の日本人」と「渡来した古代王家の血を引き継ぐものたち」が闘いつつ譲歩し築いた国家であり、忍者たちの先祖は「海の民」だった。しかも「土着の日本人」とは、隣国の中国や朝鮮半島の民族とは遺伝子の異なるハプログループDに属する人種であった。

結論を急ぐわけではけしてないが、神の秘密はここ日本にすでに隠されていた。人類の歴史(過去と未来)は、この狭い島国のなかで平和のうちに完結していたのである。バチカンをも揺るがす世紀の秘密を語るのは、古びた禅寺の住職金子信夫だった。

特務機関の男、鴨井忍は日本に眠っていた驚天動地の真実を知り、くノ一青木三恵らとともに「海の民」の末裔らがすすめる黙示録プロジェクトの阻止に向けて動きだす。‥‥

やがて苦境に陥った二人の前に現われたのは、日本人の血を引くヨーロッパ屈指の名家の青年マクシミリアンだった。

て、いう、トンデモなストーリー。どっかの映画会社買ってくんねえかな。

 

 

ドカジャン

ドカジャンというのは、厳冬期に野外で働く建設現場の人たちが着ているのをよく見かけるタイプの、裏地がボアになったとても軽くて暖かい作業用ハーフコートの俗称だ。その昔、TVドラマ「北の国から」で田中邦衛も着ていた伝説的アウターでもある。生地はナイロン製が多いが、ポリエステル、綿100%、綿混を使ったもの等がある。色は主として紺、次にモスグリーンがひろく流通している。他にもベージュ、グレーといったカラーがある。


さて、ファッションとしての着こなしだが、セーターとジーンズとの組み合わせがヒジョーに相性がよい。他にも厚地のワークシャツとチノーズコーデュロイスーツともよく似合う。もちろん、きちんとアソビ感覚を発信させていなければごくフツーのビンボーな人に見えちゃうので、靴とかベルトには出来るだけ安物を選ぶことは避けたい。


また、少々悪ガキ風に胸や背中にかなり派手目の刺繍を入れたドカジャンを着こなしてみるのも楽しい。絵柄は、和風もいいが、キューバとかパプアニューギニアなんかの国旗も面白いかもしれない。無暗矢鱈とワッペンをべたべた貼るのも、もちろんアリダ・ヴァリオーソン・ウエルズ! 

  


北の国から099 - YouTube

大好きなスンドゥブ・チゲ

ええと韓国料理のスンドゥブ。これってコチジャンスープの湯豆腐って言ってもいいのかな。それとも「ちとせ」みたいにいっぱい肉の入っていないキムチ味の肉すいって説明してもまんざらハズレではないと思うけど。とか、マーボ豆腐に近い感じもするけど、あんなに油っぽくないし、スープ自体はけっこうサラサラしている。

かなりテキトーに作ってもそれなりに美味しいけど、刻みネギと卵だけはぜったい入れないと、ヒジョーにさみしい。うちでは油げとかも入れちゃう。殻付のアサリとか豚肉とか骨付きチキンとか白身魚とかも入れちゃう。白菜とかキノコとかウドンを入れてもOK。卵の黄身は固まらないうちに潰して具材と絡めて食べるのがベター。

そうだ、なんとなくブイヤベースぽい感じがしなくもない。もちろんブイヤベースぽい感じがまったくしないとも言える。――どっちやねん? (笑)

もうスンドゥブさえあれば、朝も昼も夜もこれだけであとはもうなにもいらない。
毎年、寒くなるとボクはこればかっし食べている。本当においしい。

 


☆ 吉高由里子 ☆ スンドゥブチゲを作る! - YouTube